マウスストッププレミアム(以下、マウスストップ)は、ネズミの出入口・侵入経路となる穴を塞ぐ防鼠用コーキング剤です。
ネズミの出入口となる穴や隙間に本品を詰めて、物理的にネズミの侵入・通過を防止します。
従来のパテやコーキング剤と違ってマウスストップは柔らかいので作業が簡単で、施工表面をきれいに整えることができます。
防鼠効果を支える3つの特長
1 表面は固く・中は柔らかい
塗布後は表面だけが固まり、中は柔らかいままのソフトタイプのコーキング剤です。
このソフトな感触はネズミが齧る際に不快感をあたえ、学習効果で齧り・侵入を防止します。
2 金属繊維を配合
コーキング剤の中には金属繊維が混ぜ込まれています。
金属繊維のざらざらとした感触をネズミが嫌がり、齧ったときにも不快感を与えます。
また、金属探知機にも対応します。
電気を通る箇所への直接塗布はしないでください。
3 天然成分でネズミを忌避
ネズミが嫌がる天然ハーブの匂いでネズミを近付けにくくします。
天然成分なので一般家庭などでも安心してお使いいただけます。
マウスストップをおすすめする理由
1 突破されない
表面だけ固まり、中は柔らかいままのマウスストップは、一般的なパテに比べてネズミに突破されにくくなっています。
実際に比べてみました
エサの入った容器の両端にマウスストップと市販の穴埋めパテを取り付け、ネズミ30頭がいる飼育室内に置き、13時間観察しました。
マウスストップは表面が齧られたり、掻き出された跡がありましたが、貫通はされませんでした。市販の穴埋めパテは10時間ほどで突破されました
マウスストッププレミアムの効力比較
2 軽量で落ちにくい
マウスストップは一般的なパテと比べると非常に軽量です。
重さのある一般的なパテでは高所に施工した場合、経時変化による表面等の亀裂で落下する可能性がります。
そのため、高所に施工する場合は軽量なマウスストップがおすすめです。
実際に比べてみました
マウスストップと業務用防鼠パテをそれぞれ同じ大きさの容器に詰めて重さを比較しました。
マウスストップはパテと比べて約2分の1の重さで同じ体積を埋めることができました。
天井の防鼠対策にはマウスストッププレミアム!
3 他の資材の防鼠効果をアップ
マウスストップを他の資材に組み合わせることで防鼠効果を向上させることができます。
例:パンチングメタル×マウスストップ
パンチングメタルだけでは齧られて侵入される場合があります(写真左)。
再度封鎖時にマウスストップを組み合わせると1年以上破られませんでした(詳しくは様々な施工方法)。
4 屋外でも使用できる
耐水性のため、屋外でもご使用いただけます。
また、クラックなどの隙間埋めにご使用いただくことで、歩行性昆虫(アリ・ゴキブリなど)の侵入防止にもなります。
5 余ってもまた使える
マウスストップは表面だけが固まり中は柔らかい状態を維持しています。他のコーキング剤のように中身が硬化して使えなくなるということはありません。
そのため、開封後、使い切れずに余った分も後日使用することができます。
実際に比べてみました
使用後、そのまま約4週間放置してもコーキングガンで押し出すことができました。
※出てこない場合は、割りばしなどをノズル先端に出し入れする、またはノズル先端を少し切って再度試してみてください。
基本的な使用方法
事前に準備するもの
- コーキングガン
- マウスストップの施工には、コーキングガンが必要です。ホームセンター等で市販のコーキングガンをお買い求めください。
▶コーキングガンセットもございます。 - パレットナイフ
- マウスストップ塗布後、はみ出た部分を整える際、パレットナイフを使用するときれいに整えることができます。
- 手袋
- マウスストップを施工する際は使い捨ての手袋などを着用し、素手でマウスストップに触れないようにしてください。
- カッター
- マウスストップを開封する際に使用します。
- その他
- 施工場所によっては、他の資材が必要となります。詳しくは様々な施工方法をご確認ください。
使用方法
1.施工場所をきれいに掃除
施工箇所の汚れをきれいに掃除してください。また、表面が濡れていない(乾いている)ことを確認してください。
2.マウスストップを準備する
マウスストップ本体とノズルの先端を切ります。ノズル先端を本体に取り付け、コーキングガンに装着します。
※ノズルの先端の穴が小さいと中身が出にくい場合があります。
3.マウスストップを塗布する
マウスストップを隙間にムラなく埋めます。
厚みは20mm以上を推奨しております(最低10mm以上を確保してください)。
4.表面を整える
パレットナイフ等で、施工部分(はみ出したマウスストップ)を整えてください。※1
※1.パレットナイフが無い場合は、セメント用のコテや手(ゴム手袋を装着)でもある程度きれいに整えることができます。
5.施工後の後片付け
マウスストップ施工後は表面が乾くまで放置してください。
※施工後、48時間前後で表面が乾きます。
回転ノズルで多方向に施工が可能
施工が難しい場合は、ノズルの向きを変えることも可能です。
ノズルの中心部をしっかり持ち、ノズルを折り曲げるようにしながら回転させます。縦方向だけでなく横方向へも施工が容易になります。
使用量の目安
1.基準となる量
マウスストップで直径8.6cm、厚さ1.2cmの容器を埋めてみました。
その結果、72.1g使用しました。
→1本(300ml)で約4個分埋めることが可能です。
2.実際の施工
マウスストップで直径約2cmの穴を埋めてみました。
その結果、15〜20g(直径3〜4cmくらいの団子状)の量で穴を埋めることができました。
マウスストップを取り除く場合
ヘラなどでなるべく削ぎ取り、石鹸水をしみ込ませたウエス(不要な布)などで拭き取ってください。
施工後、マウスストップは簡単に取り除くことができます。
※ただし、細かい凹凸に入り込んだ場合など施工個所によっては、きれいに除去しきれない場合がございます。